人の子の刈り取りと神の激しい怒り|黙示録14章 第6〜第7の宣告

雲の上に座る金の冠をかぶったイエス・キリストが鋭いかまを持ち、もう一人の御使いが血に染まったかまを持って地のぶどうを刈り取る。下には世界地図が広がり、中央に『人の子の刈り取りと神の激しい怒り』という文字が表示された横長のイラスト。 ヨハネの黙示録

🌱 はじめに

黙示録14章の最後には、第6と第7の宣告が記されています。雲に乗る「人の子のような方」、すなわちイエス・キリストによる刈り取りと、御使いによるぶどうの刈り入れの幻です。これらは、終末の収穫と裁きの象徴であり、同時に患難期の後半にも神の救いと霊的なリバイバルがあることを示しています。王なるキリストは最後の最後まで、人々が悔い改めてご自身に立ち返るよう願っておられます。


📝 この記事を読むとわかること

  • 第6と第7の宣告の流れと意味
  • 患難期後半にも起こる霊的リバイバル
  • 終末の裁きとハルマゲドンの預言
  • 7つの宣告が持つ全体的な役割

🖼️ 原画:『人の子の刈り取りと神の激しい怒り』(らけるま作)

雲の上に座る金の冠をかぶった人の子=イエス・キリストが鋭いかまを持ち、もう一人の御使いが血に染まったかまを持って地のぶどうを刈り取る。下には世界地図が広がり、黙示録14章14〜20節の終末の収穫と神の激しい怒りを象徴している。
終末の時、王なるイエス・キリストが雲の上から刈り取りを行い、御使いが地のぶどうを収穫して神の怒りの酒ぶねに投げ入れる。血は全地に広がり、裁きが完成する。

🪷 やさしい解説

第6の宣告(14〜16節)
ヨハネは、白い雲に乗り、金の冠をかぶった「人の子のような方」――イエス・キリストを見ます。その手には鋭いかまがあり、聖所から出てきた御使いが大声で叫びます。「かまを入れて刈り取りなさい。地の穀物は全く実り、刈り取るべき時がきた」。これは、終末における魂の収穫を示しており、この時期にも霊的なリバイバルが起こることを暗示しています。

第7の宣告(17〜20節)
さらにもう一人の御使いが現れ、ぶどうの刈り入れと酒ぶねでの踏みつけの幻が与えられます。これは裁きの象徴であり、その場所はエルサレムの外――キデロンの谷です。ぶどうが踏まれた結果、血が馬のくつわの高さに届くほどになり、約300kmにわたって広がります。これはハルマゲドンの戦いの預言です。

7つの宣告のまとめ
14章の7つの宣告はすべて、偽の三位一体に対する神の勝利を示し、なぜ厳しい裁き(7つの鉢のさばき)が地上に下るのかを説明しています。王なるキリストは最後まで、人が悔い改めてご自身に立ち返ることを望まれます。


🕯️「それでも、まだ待っていてくださる」――大患難が始まる前に

ラッパの音は、愛のうちに鳴り響いています。

まもなく、イスラエルがある国と平和条約を結んだときに大患難時代、偽のキリストに従う時代が始まると言われています。
それは、聖書が語る「大患難時代」――信じる者さえ試される、深く苦しいとき。

けれど、今ならまだ間に合います。
神さまは、滅びではなく希望の道を用意してくださっています。


🌼 こどもたちへのメッセージ

神さまは、悪いことやうそをそのままにはされません。でも、さいごまで「もどっておいで」とよびかけてくださるやさしいお方です。


🎚️ 信仰のことば

「かまを入れて刈り取りなさい。地の穀物は全く実り、刈り取るべき時がきた。」(黙示録14:15)


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
「雲の上に座る金の冠をかぶった人の子=イエス・キリストが鋭いかまを持ち、もう一人の御使いが血に染まったかまを持って地のぶどうを刈り取る。下には世界地図が広がり、黙示録14章14〜20節の終末の収穫と神の激しい怒りを象徴している。」

【キャプション】
「終末の時、王なるイエス・キリストが雲の上から刈り取りを行い、御使いが地のぶどうを収穫して神の怒りの酒ぶねに投げ入れる。血は全地に広がり、裁きが完成する。」

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨 らけるまの創作メモ|終末の刈り取りを描こうとした日

この絵では、王なるキリストの厳粛な刈り取りと、御使いによる裁きの象徴を描きました。雲の上に立つお方の姿は威厳に満ち、裁きと救いの両方を示しています。神は裁かれる方ですが、それは愛から出る行為であり、すべての人が最後まで救われる機会を持つためです。


📝 この記事のまとめ

  • 第6の宣告:患難期後半の魂の収穫と霊的リバイバル
  • 第7の宣告:ぶどうの踏みつけによる終末の裁き
  • ハルマゲドンの戦いの預言
  • 7つの宣告全体は、神の勝利と裁きの理由を示す
  • 神は最後まで人の悔い改めを望んでおられる

🕊️ 結びの祈り

愛する天の父よ、
あなたは裁きの中にも愛を持ち、最後まで救いの道を備えてくださる方です。私たちが今、この時にあなたの呼びかけに応え、悔い改めと信仰をもって歩むことができますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。


🔔 次回の予告

7人の御使いと7つの災害 ヨハネの黙示録15:1-4
天に現れる7人の御使いが、地上に恐ろしい裁きをもたらす時が近づきます。これは神の憤りがついに極みに達し、終末の時代が最終局面へと進む合図です。


📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ

🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。

🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。

どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。


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