安息日に麦の穂を摘んだ弟子たちと、イエスのあわれみのまなざし

安息日に麦の穂を摘む弟子たちと、それを見て非難するパリサイ人たちを描いたイラスト。中央には「安息日に弟子たちが麦の穂を摘む」というタイトルが配置されている。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに

私たちの日々の歩みのなかで、「してはいけない」とされることと、「本当に大切なこと」のあいだで迷うときがあります。聖書には、そんな問いにやさしく光を与えてくれる場面があります。
今日は、安息日に麦の穂を摘んだ弟子たちと、それを見つめるイエスさまのやさしいまなざしに心を寄せてみましょう。


📝この記事を読むとわかること

  • イエスと弟子たちが安息日にしたことの意味
  • パリサイ人とのやりとりから見える律法とあわれみ
  • イエスが語った「人の子は安息日の主である」の深い意味
  • 現代の私たちへのやさしいメッセージ

🖼️ 原画:『安息日に弟子たちが麦の穂を摘む』(らけるま作)

「安息日に麦の穂を摘む弟子たちを見て非難するパリサイ人たちと、穏やかに教えを語るイエスの姿を描いたイラスト。弟子たちは空腹で穂を摘み、イエスは安息日の本質について語っている。」
「安息日は人のために」 安息日に麦の穂を摘んだ弟子たちをとがめるパリサイ人に対し、イエスはダビデの例を引きつつ、あわれみの心を説かれました。律法の奥にある神の心――それは、いのちを大切にする愛とあわれみ。 **「人の子は安息日の主である」**ということばに、イエスの深い愛がにじんでいます。

🪷やさしい解説

この場面は、マタイ12章・マルコ2章・ルカ6章に記されています。イエスと弟子たちは、ある安息日に麦畑を通り、空腹のあまり麦の穂を摘んで食べました。それを見たパリサイ人たちは、「律法に違反している」と非難します。

しかしイエスは、ダビデが空腹のときに神の家で供え物を食べた出来事を引き合いに出し、「あわれみを知っていれば、罪に定めなかったはずだ」と語ります。

イエスは、律法を守ること以上に、「いのちに仕える愛」を大切にされました。そして「人の子は安息日の主である」と告げられます。このことばには、安息日の本当の意味――それは休息と癒しのために神が備えた恵みである、という深い真理が込められています。


🎚️ 信仰のことば

「人の子は安息日の主である。」(マルコ2:28)

このことばは、イエスが律法の上に立つお方であり、わたしたちのいのちと必要に深く寄り添ってくださる存在であることを示しています。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
安息日に麦の穂を摘む弟子たちを見て非難するパリサイ人たちと、穏やかに教えを語るイエスの姿を描いたイラスト。弟子たちは空腹で穂を摘み、イエスは安息日の本質について語っている。

【キャプション】
「安息日は人のために」
律法の奥にある神の心――それは、いのちを大切にする愛とあわれみ。イエスのまなざしには、すべての者を受け入れるあたたかさがあります。
「人の子は安息日の主である」

📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。


🎨 らけるまの創作メモ|麦の穂を描こうとした日

この場面を描こうと思ったのは、「してはいけないことをした」と言われるときの心の痛みと、それをやさしく包んでくださるイエスさまの姿を思い浮かべたからです。

麦畑に立つ弟子たちの目線には、空腹と不安、そして信頼が混ざっていて、描きながら何度も心が祈りに導かれました。

イエスさまが弟子たちを守るように語られる姿は、今も私たちに向けられています。律法よりも大きな「いつくしみ」が、ここにあります。


📝この記事のまとめ

  • イエスは空腹の弟子たちを責めず、律法の本質を語られた
  • ダビデの例を通して、律法よりもいのちを重んじる姿勢を示された
  • 安息日は人をしばるものではなく、休ませるためのもの
  • イエスは安息日の主として、今も私たちに安らぎを与えてくださる

🕊️ 結びの祈り

主イエスさま、
あなたが示されたやさしさとあわれみに、今日も心がふるえます。
律法の重さに苦しむ私たちを、あなたは責めず、包んでくださいます。
どうか、わたしたちの目を開いて、本当に大切なことに気づかせてください。
いのちを大切にし、隣人を思いやる心を、あなたの愛で満たしてください。
この小さな記事を読んでくださった一人ひとりの歩みに、
あなたのやすらぎと光が注がれますように。
アーメン。


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