Genesis 1:1–2 – The Beginning of Creation
天地創造──
それは神の偉大なる御業の始まりであり、
全宇宙に秩序と命が吹き込まれた瞬間でした。
けれど、そのはじまりの直前、
霊的な領域ではある大きな戦いが起きていたのです。
この記事では、創世記1章1〜2節に記された「やみ」の背景にある、
天使の堕落と御霊の働きについて、原画とみことばを通して探ってまいります。
📖 聖書のことば①:創造と混沌のはじまり
Scripture #1: Creation and the Beginning of Chaos
(口語訳・創世記1:1–2)
1 初めに神は天と地を創造された。
2 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、
神の霊が水のおもてをおおっていた。
この“やみ”の状態は、単なる物理的な暗闇ではありませんでした。
完全な創造の直後に記されているこの言葉──
それは天における霊的な堕落の痕跡とも言えるのです。
🖼️ 原画:『はじめに 天と地の創造』(らけるま作)
Artwork: “In the Beginning” by Rakeruma

黒く深い空間は、形もなく、むなしく、
光も秩序も失われた世界。
しかし、そこには神の霊が静かにとどまり、
光を語られるその瞬間を待っておられたのです。
🔥 サタンの堕落と、霊のうねり
The Fall of Satan and the Stirring of Spirits
📖 聖書のことば②:イザヤ14:12–15
Scripture #2: Isaiah 14:12–15
ああ、明けの明星、暁の子よ、あなたは天から落ちた。
あなたは国々を倒した者なのに、斬られて地に伏した。
あなたは心の中で言った、
「わたしは天にのぼろう… いと高き者のようになろう」
**しかし、あなたは陰府に落ち、穴の奥底に入れられる。」
この堕落した天使こそ、後に「サタン」と呼ばれる存在。
彼は神に等しくなろうと高ぶり、天から追放されました。
その結果、地には混沌が満ち、やみが覆ったのです。
創世記1:2の「やみ」は、まさにこの霊的出来事の反映とも言えるでしょう。
✨ 御霊の奮闘──静かなる戦い
The Striving of the Spirit – A Silent Battle
この原画に表された赤褐色のうねりは、
堕落した者たちの霊的動きであり、
そこにとどまる神の霊は、
やみに呑まれることなく静かに勝利のときを待っておられたのです。
神の霊が、水のおもてをおおっていた。
それは、完全なる主の臨在の証。
御霊はすでに動き、やみに対して“主の光”を語る準備をされていました。
🖋️ らけるまの感想
Rakeruma’s Reflection
この絵を描いていたとき、私の手は止まりませんでした。
どこかで、御霊が戦っておられるような確信がありました。
黒は闇の象徴。でも、全てを覆うものではありませんでした。
むしろ、その下に静かに潜む主の霊の強さを感じたのです。
ああ、この混沌の中にも、創造主がとどまってくださっていた──
そう思ったとき、涙があふれました。
👑 イエスはすべてをご覧になっていた
Jesus Saw It All
📖 聖書のことば③:ルカ10:18
Scripture #3: Luke 10:18
「わたしはサタンが稲妻のように天から落ちるのを見ました。」
この言葉は、イエスご自身が創造主である証です。
天使の堕落を、天からの目でご覧になっていたお方──
その方こそ、後に「光あれ」と語られる主なのです。
🌈 結びの祈り
Closing Prayer
主よ、
あなたは混沌とやみのただ中にあっても、
決してその場所を見捨てず、
御霊をとどまらせてくださっていました。
私たちがどんなに闇に囲まれていても、
あなたの霊は、なお静かに私たちを覆ってくださるお方。
今この時代にも、
あなたの「光あれ」が響きますように──
アーメン。
🖼 アイキャッチ情報
Featured Image Details
- 画像タイトル(和): 天地創造のはじまり ― 混沌の中を覆う神の霊
- 画像タイトル(英):The Beginning of Creation — God’s Spirit Over the Deep
- キャプション(和): 創世記1:1-2の世界を表現したアート。神の霊が混沌の水面を静かに覆うような光の流れ。
- キャプション(英):An artistic interpretation of Genesis 1:1–2, showing God’s Spirit gently hovering over the formless waters.
- 代替テキスト(和):創世記1:1-2の世界を表したアート。形なく空虚な闇の中に、神の霊が水の上を漂っている様子を、柔らかな光の帯で象徴。
- 代替テキスト(英):An abstract artwork representing Genesis 1:1–2 — soft, flowing bands of light over darkness, symbolizing God’s Spirit hovering over the waters before creation.
🌍Summary in English
This post reflects on the very beginning of creation, based on Genesis 1:1–2. Before the light was spoken into existence, the earth was formless and covered in deep spiritual darkness. The article explores the possible connection between this darkness and the fall of angels, especially through Isaiah 14 and Luke 10:18.
Through Rakeruma’s original artwork, the quiet presence of the Holy Spirit is visualized—gently hovering over the chaotic waters. Even when darkness was at its fullest, God was already present, waiting to speak: “Let there be light.”
The post reminds us that even today, in the midst of spiritual confusion or brokenness, God’s Spirit is near, preparing to bring order and hope. May the same light that began the world shine into every heart that reads this message.
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